Uriah Heep ユーライア・ヒープ/California,USA 1972

25年ぶりとなる大阪公演で「対自核」をフィーチュアしたライヴを聴かせてくれたURIAH HEEP。オリジナル・マスターリール発掘で世界中のマニアを驚かせた衝撃作「DEMONS IN AMERICA」をお贈りします。本作が録音されたのは「1972年ロサンゼルス公演」。録音日は確定されていませんが、６月28日から７月１日にかけて４日連続で行われた“WHISKEY A GO-GO”でのライヴです。このマスターリールは、当時アメリカに渡っていたレコード会社の日本人スタッフが録音したものらしく、2004年リリースの本作によって初めて世に出たもの。録音された経緯は不明ですが、当時は初来日公演の半年近く前であり、来日の交渉材料だったのかも知れません。いかな初登場でも、それだけでは驚くに値しない。本作が真に世界中のマニアを驚かせたのは、そのクオリティ。関係者が録音したせいか、当時のオーディエンスとしては破格のクリアさとヴィンテージ感を併せ持った贅沢サウンドなのです。楽音は各楽器の１音１音まで美しく聴き取れるポジション取りでありながら、客受けまで感じ取れる伝説クラブ“WHISKEY A GO-GO”の空気感・現実感もすごい。先ほど完全に推測で「交渉材料かも」と書きましたが、そう思えてくるくらいに楽音はキレイに録れつつ、オーディエンスとのバランスも最高なのです。そんなサウンドだからこそ、大全盛期を迎えようとしているURIAH HEEPの現実が恐ろしくリアルに伝わってくる。英国の誇りを高らかに宣言するようなデヴィット・バイロンのハイノート、ミック・ボックスの達人級のワウ遣い、そして、ケン・ヘンズレイが操る鮮やかなハモンド………そのすべてがアメリカの観客を圧倒する……。特に凄まじいのが大代表曲「July Morning」。英国のドラマティシズムを一身に体現したかのような大作が、変幻自在に色合いを変えながら会場の空気を七色に染め変えていくのです。その圧倒ぶりに、記録している日本人スタッフも「アメリカ（のロックは）ダメだもう……」と漏らす。1972年と言えば、英国ハードロック／プログレッシヴロックが頂点を迎えようとしている時代。その輝きに満ちた「July Morning」を目の前で叩きつけているのですから、そんなつぶやきさえもやたらとヒストリカル。さらには、今回の日本公演では聴けなかった「Tears in My Eyes」、軽快な「Love Machine」、既に堂々とした代表曲のたたずまいを聴かせる「Look At Yourself」と、「対自核」のナンバーが盛りだくさん。その周りをデビュー作の「Gypsy」、セカンドの「Bird of Prey」、リリースされたばかりの「Easy Livin’」が固める。特に「Gypsy」は、ムーグ・シンセサイザー・ソロをフューチャーした13分に及ぶ大熱演で、DEEP PURPLEやYESと並び語られた当時の匂いを強烈に発散している。まさに、今をときめく70年代の輝きに充ち満ちたライヴなのです。「対自核45周年」をキーワードに日本を訪れた今回のURIAH HEEP。そこで魅せてくれたのは、鉄壁のライヴバンドぶりと、猛烈な現役感でした。そんな2016年バージョンが鮮烈だからこそ、原点の輝きにも触れていただきたい。40年以上の時間を隔てながらも、微塵も揺るいでいない“ライヴバンド、URIAH HEEP”の魅力に改めて気づくライヴセット。これこそが英国ハードロック生き証人の生き様。ぜひ、あなた自身の耳で、その魂でしっかりと確かめてください。 Live at Whiskey A Go-Go, Los Angeles, California, USA June-July 1972 PERFECT SOUND(from Original Masters) 1. Bird Of Prey 2. Traveller In Time 3. Easy Livin' 4. July Morning 5. Tears In My Eyes 6. Gypsy incl. Keyboard Solo 7. Look At Yourself 8. Love Machine 9. Rock 'N' Roll Medley Mick Box - Guitars David Byron - Vocals Gary Thain - Bass Lee Kerslake - Drums Ken Hensley - Keyboards

商品名	Uriah Heep ユーライア・ヒープ/California,USA 1972
販売価格	1,580円
ランク	☆☆☆
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